「家でなかなか勉強しなくて…」という悩みは、決して特別なものではありません。
これは、保護者の方から本当によく聞く言葉です。
塾では頑張っているのに、家に帰ると机に向かわない。
声をかけると不機嫌になる。
結局、親子で疲れてしまう――。
そんな状況に、心当たりはありませんか。
「やる気がないから」は本当?
つい、
「やる気がない」
「気持ちが弱い」
と思ってしまいがちですが、実はここに大きな誤解があります。
家で勉強しない原因の多くは、子どもの気持ちではなく“環境”にあります。
家庭学習は「意志」より「仕組み」
学校や塾と違い、家庭は誘惑が多い場所です。
- テレビ
- スマホ
- ゲーム
- きょうだい
- リラックスできる空気
この中で「さあ、集中しよう」と切り替えるのは、
大人でも簡単ではありません。
家庭学習は“頑張り”で解決するものではなく、仕組みで支えるものなのです。
よくある“逆効果”な関わり方
よかれと思って、こんな声かけをしていませんか。
- 「いつになったらやるの?」
- 「先に勉強しなさい」
- 「みんなやってるよ」
これらは決して悪意ではありません。
ただ、子どもにとっては「勉強=責められるもの」になりやすいのが難しいところです。
まず整えたい、3つの視点(ヒント)
ここでは、答えをすべては書きません。
ただ、方向性として大切な視点を3つだけお伝えします。
完璧にやろうとしなくて大丈夫です。
できそうなところから、一つだけ取り入れてみてください。
- 始めやすさ:
「1時間やる」より「5分だけ」 - 場所と時間の固定:
毎回迷わせない工夫 - 声かけの役割分担:
親は管理者ではなく伴走者
家庭学習は、正しく整えれば、
親子ともに驚くほど楽になります。
塾と家庭は、役割が違う
塾は「教える場所」。
家庭は「続ける場所」。
どちらかが欠けても、勉強はうまく回りません。
だからこそ、塾と家庭は競争ではなく、協力関係であるべきだと考えています。
第6回のまとめ
家で勉強しないのは、その子が怠けているからではありません。
まだ、その子に合った「整え方」に出会っていないだけ
という場合がほとんどです。
次回予告(第7回)
家庭での勉強を「続ける」ことが難しいと感じるご家庭も多いと思います。
次回は、勉強が止まってしまっても
無理なく再開できる家庭学習の考え方
についてお話しします。
▶ 教育コラム第7回
家庭で勉強が続く子の共通点

