AIが身近になった今、
「うちの子はこの先、大丈夫なんだろうか?」
と不安に感じる保護者の方も多いと思います。
でも実は、AI時代は“人間らしさ”がより大切になる時代です。
では、子どもたちはどんな力を育てていけばいいのでしょうか。
今回はそのヒントを、4つの力に分けてお伝えします。
◆ 1. 考える力(思考力)
AIが答えを出せる時代だからこそ、
大切になるのが 「問いを立てる力」 です。
- なぜそうなるのか考える
- 別の視点から見直してみる
- わからないことを言葉にして聞ける
こうした思考の積み重ねが、将来の選択肢を大きく広げます。
塾でも家庭でも、
「なんでそう思ったの?」と一度立ち止まる習慣が大きな力になります。
◆ 2. 共感する力(他者理解)
AIはどれだけ進化しても、
人の気持ちを理解したり、心に寄り添うことは苦手 です。
- 相手の立場に立って考える
- 違いを受け入れる
- 自分の気持ちを言葉にする
こうした“人間らしい力”は、どんな時代でも価値が下がりません。
むしろ、AI時代にはよりいっそう求められる場面が増えていきます。
◆ 3. 自分の軸(価値観)を持つ力
SNSでたくさんの情報に触れる今、
子どもたちはいつでも誰かと比べられる環境にいます。
だからこそ大切なのが、
「自分はどうしたいのか」を決められる価値観 です。
- 流されない
- 無理に合わせない
- 自分の良さに気づく
こうした“自分の軸”があると、
将来の迷いや不安がぐっと減ります。
◆ 4. AIと上手につき合う力(AIリテラシー)
AIを怖がる必要はありません。
正しく理解して使えば、子どもたちの力を大きく伸ばしてくれます。
- 情報の真偽を見抜く
- AIの得意・不得意を知る
- 必要なときだけうまく頼る
AIはあくまで“道具”です。
正しく使える子は、学び方・働き方の幅がぐんと広がります。
◆ まとめ
この4つの力は、特別な教材や難しい学習ではありません。
日々の会話や学校・塾での経験の中で自然と育つ力です。
そして一番大切なのは、
「子ども自身が、自分の未来に前向きになれること」。
AI時代は不安よりも、可能性のほうがずっと大きい。
私たち大人ができるのは、その可能性を一緒に広げてあげることだと思います。
次回は、これらの力を“日常でどう育てていけばいいのか”を
具体的に紹介していきます。
■ 教育コラム一覧はこちら

■ 第2回はこちら
【AI時代の子どもの未来】AIって怖いの?それともチャンス?子どもたちが生きる未来の“本当の姿”について【第2回】 | 山本学習塾
